システム開発の業務内容と「アジャイル」「ウォーターフォール」などシステム開発の種類とは?

ビズデジ編集部

ITに携わる人なら必ず耳にしたことがある、システム開発という職種。具体的にはどんなことを行う仕事なのでしょうか?最近では学習プログラムが充実しており、未経験から転職する人も増えてきています。

Web系/オープン系/汎用系のシステム開発

システム開発は大きく3種類、Web系、オープン系、汎用系に分けられます。

一括りにシステム開発とは言っても、それぞれ必要なスキルは異なるため、転職の際には自分に合うのはどの系統かをよく考えて仕事を選ぶとよいでしょう。

Web系のシステム開発

Web系のおもな仕事はWeb上(ECサイト、SNSなど)のアプリケーション開発です。Webページの表示形式やデザインを決め、閲覧者に有益な情報を提供できるかが勝負になります。デザインで目を引くだけでなく、必要な情報がすぐ手に入ることや情報そのものが割りやすい内容であることなど、ユーザー目線での校正が必要になるため、専門知識が必要です。

オープン系のシステム開発

オープン系は、おもに企業で使用される業務系アプリケーションに代表されるシステムの開発を行います。経理・会計や在庫・売上管理など重要な情報の可視化や効率化を実現するためのシステムは、テレワークなどで働き方が多様になった現代社会において重要な役割を担っているといってよいでしょう。企業のニーズに合わせたシステムをオーダーメイドで開発することもあるため、高い専門性が必要になります。

汎用系のシステム開発

いわゆる保守・運用を行うシステム開発です。最近では、クラウドでデータ管理を行う方法が主流ですが、歴史ある企業を中心に、汎用機と呼ばれる大型コンピュータでデータ管理を行っている企業も少なくありません。そのコンピュータに蓄積された膨大なデータを保守・運用するのが汎用系システム開発の仕事です。最近では、DX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進している企業も数多くあり、汎用機でのデータ管理は過渡期を迎えています。今後、この分野が大きな発展をしていくのは考えにくいかもしれません。

「アジャイル」「ウォーターフォール」などシステム開発手法

ウォーターフォール開発とは?

システム開発では、Web系、オープン系など業務内容以外にも、開発手法にも様々な種類があります。その中で代表されるのが「アジャイル」「ウォーターフォール」と呼ばれる開発手法です。

これまでは、「要件定義(企画)」「設計」「実装」「テスト」の手順で開発を行うウォーターフォール開発が主流でした。それぞれの工程に担当の技術者を配置し、作業完了後に後ろの工程に引き継いでいきます。ベルトコンベアで食品が作られるイメージに近いかもしれません。

アジャイル開発の台頭

最近、システム開発の現場では「アジャイル開発」という言葉が頻繁に使われています。アジャイルを日本語に訳すと「素早い」「機敏」といった意味になります。

アジャイル開発はウォーターフォール開発など従来の開発手法と比較して、開発期間が大幅に短縮されることが特徴です。短期間でテストを繰り返し、都度、機能追加を行うことでスピーディーに開発を行います。ニーズの多様化や短納期化が顕著な現代において、システム開発の現場で欠かすことのできない手法として台頭してきました。

 

アジャイル開発が使用される場面

アジャイル開発は、開発中に仕様変更や新機能追加が行われることが多いソフトウェアやアプリケーション開発に向いている手法です。従来の「要件定義(企画)」「設計」「実装」「テスト」という流れではなく、まずは大まかな「要件定義」を行い、「設計、実装、テスト」「機能リリース」を何度も繰り返しながら開発を進めるので、リリースのたびに新しい機能が追加されることも多々あります。開発期間が短くなる分、細かい管理が必要になるので、方向性がブレないようにすることが大切です。

アジャイル開発に必要なスキル

アジャイル開発はあくまで開発手法なので、必要なスキルは一般的なシステム開発と同じです。ただし、早期に結果が求められ、開発状況も目まぐるしく変化するため、応用力や適応力が必要となるでしょう。応用力や適応力を身に付けるためにも、専門性の高い知識を身に付けておくのが賢明です。

 

システム開発エンジニア(SE)の想定年収

厚生労働省が発表している賃金構造基本統計調査(平成29年)をもとに、SEの想定年収を算出しました。統計データによると、SEの平均年収は550.8万円となっています。全体の平均年収が454.5万円なので、SEの年収は比較的高い水準にあります。過去5年間の推移を見ても、500万円を超える高い水準をキープしています。

未経験からシステム開発エンジニア(SE)になるには?

SEになるためには特に資格などは必要ありません。しかし、専門性の高い分野のため、技術を身に付けるためには大変な努力が必要です。また、テクニカルスキルだけでなく、ビジネススキルを学ぶことでワンランク上のエンジニアを目指すことができるでしょう。最近では、無料でプログラミングを学ぶことができるアプリやウェブサイトがありますが、無料で学べる範囲はそんなに多くはないのが現実です。第一線で活躍するためには有料の教材や専門家から知識と技術を習得することが賢明でしょう。

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新しい技術がどんどん出てくる現代において、SEの需要は高まってきています。未経験からSEになるためには相当の覚悟と努力が必要ですが、熱意と行動力があれば実現させることも可能です。何から初めてよいか分からない場合は、まずは業界を詳しく知ることが必要です。業界への理解を深め、自分が進みたい道を決めるところから始めましょう。

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